名古屋のアーチェリー教室 / toxophilitesトクソフィライツ

ザックのセミナー終わりました

銀メダリストのZach氏のセミナーが無事に終了しました

遠方よりご参加いただき、ありがとうございました。

松山東雲高校の山川先生をはじめ、新しい情報や知識を取り入れようとする参加者のみなさまのやる気と真摯な姿勢に、今回も指導者としてたくさんのことを学ばせていただきました。

特に大事にしたこと

近年のアーチェリー(愛知周辺)をみていると、点数至上主義や結果至上主義になっているように感じます。

アーチェリーを競技としてみた場合、決して間違いではありません。

しかし趣味として始めたい人にとってみてはどうでしょうか。

また、部活を引退した後のことを考えている人たちにとってはどうでしょうか。

「アーチェリーを人生の一部としてどのように捉えていくのか」、「アーチェリーから何を学べるのか」

という哲学的な部分を特に大切にし、選手としての活躍を後押しするようなセミナーを行ってきました。

大事にした理由

アメリカではオリンピックのための選手育成機関があります。

通称RA(Resident Athlete Programの略)と呼ばれ、カリフォルニアのトレーニングセンターに住み込みで、24時間365日練習練習できるプログラムです。

アーチェリーが好きな人たちには願ったり叶ったりのプログラムでしょう。

トレーニングルームも弓具ロッカーも、食堂も最先端の動作解析ソフトもあります。また、HoytやEastonから毎年一つづつ弓具のサポートもあります。

こんな恵まれた環境があるなんて羨ましいですよね。

しかし、ここにいる選手たちはかなりのプレッシャーに毎日さらされています。

このプログラムを通じてオリンピックのメダルを獲得することが期待されます。

また、年間五回あるナショナルトーナメントを通じて、全米ランキングが12位以内を維持しないと、最後のナショナルトーナメントが終わった段階でクビにされます。

熱田と交流のあった多くの選手も、次シーズンもプログラムへの参加が認められたとしても、アーチェリーからのプレッシャーによって、なんのためにアーチェリーをやっているのかがわからなくなることがある、と言います。

楽しくて、好きで始めたアーチェリーがそこまでいくと苦痛に変わってきてしまいますね。

そんなプログラムに2回招集されたザックだからこそわかる内情と、心理学を専攻していた僕とで協議し、自分の意思で何を成し遂げたいのかを見失わないように競技を続けられるようになってほしいという思いから、メンタルセッションでは哲学を大切にしてお話をしてきました。

メンタルセミナー コンテンツ

この三つをベースに、KSLショットサイクルのメンタルについての話をミックスしました。

それぞれについてはリンクを貼りましたので、もし興味があれば読んでみてください。

セミナー途中でもグループワークや、自分と向き合う時間を作り、「なんで」「どのように」「誰が」「どうなりたい」といった自身を深掘りしていく時間を作りました。

毎年見ている東雲高校のアーチェリー部ですが、僕が知っている日本の選手達の中で最も練習をする子達です。

そんな彼らの午後からの練習では、やる内容が変わらなくても向き合い方が変わったことがよく分かりました。

これからもっと活躍していくことが、本当に楽しみです。

射場での練習風景や、愛媛県で放映されたテレビはYoutubeにも上がっています。

ぜひ見てあげてください。

 

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