名古屋のアーチェリー教室 / toxophilitesトクソフィライツ

オーストリアへ行ってきます③

KSLショットサイクル ヨーロッパセミナー

前回の投稿から引き続き、ヨーロッパセミナーについて書いていこうと思います。

セミナーの構成はこんな感じ

9/25(月)
10:00 – 16:00
Level 1 セミナー
16:00 – 18:00
Level 2 and 3 実践トレーニング

9/26(火)
09:00 – 16:00
Level 1 セミナー

16:00 – 18:00
Level 2 and 3 実践トレーニング

9/27(水)
09:00 – 16:00
Level 1 セミナー

16:00 – 18:00
Level 2 and 3 実践トレーニング

9/28(木)
09:00 – 10:00
KSL Level 1 テスト

10:00 –
Level 1 プレゼンテーション

11:00 – 18:00
Level 2 and 3 テスト・プレゼンテーション

Level 2 and 3 コーチング実技実習

9/29~30(金~土)
Level 2 and 3
テスト・プレゼンテーション

Level 2 and 3
コーチング実技実習

10/1(日)
チェックアウト

【プレゼン中の雰囲気をちょっとだけ】

セミナー内容

セミナーは現状の世界のアーチェリーの状況を含め、コーチたちがどのように競技普及と選手育成に携わっていくべきか、の話から始まります。
日本で指導をしている指導者の方々、ぜひ1日目だけでもご参加ください。
これを知らないで韓国が強いから、とか言ってるうちは適切な指導なんか出来ません。
また、ヨーロッパの各国でヘッドコーチとして活躍しているコーチも参加しています。
その人たちと話をするだけでも大きな価値があります。

次に話されることは、メンタルに関してです。
アーチェリーがメンタル競技と言われる所以など、科学的な視点からの話をされます。
脳波を測定して選手の感情を読み解いていくことなど、日本では目にしないものをたくさん話されます。

ちなみに、東京オリンピックの時に話題になった心拍数計測についても講義の中にあります。
どのように使うかを知らないで使っても、なんの意味もありませんしね。
脳波や心拍数の計測により、ターゲットパニックかどうかを見分けることも可能です。

メンタルの話の中には必ずターゲットパニックについての話が出ます。
むしろこのトピックだけで一日の講義が終わることも珍しくありません。
何が原因で・どんな症状で・科学的にはどう数値化されていて・どうやって解消、防止するのか
このトピックで語られる症状例など本当に凄惨極まりないです。
よく国内にて、ターゲットパニックはフォームの問題だと耳にしますが、違います。
競技を正しく指導していくためにも、ぜひその認識を改めていただき、科学的な指導方法の確立をしてあげてください。

そして三日目以降でやっとフォームについての話が出てきます。
ここからは多くの写真や動画が使用されながら、解剖学や運動生理学の観点からの話が増えてきます。
筋肉の稼働率や関節の柔軟性、そして動作の方向等、感覚で教えている部分を言語化されていきます。

アメリカの大学で運動生理学を専攻していたたため、運動や動作に関しての基礎知識はありました。
しかし改めてKSLショットサイクルを学び直してみると、このショットサイクルで提言されている動作はまさに学術的だと改めて実感しました。

セミナーの雰囲気

 

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