名古屋のアーチェリー教室 / ToX5ophiliteSトクソフィライツ

全日本が終わりました

🏹 全日本小中学生アーチェリー大会2025 結果報告|未来へ踏み出した3人の挑戦

2025年9月、全国の小中学生アーチャーが集結した全日本小中学生アーチェリー大会
この舞台は、単なる競技大会ではなく、子どもたちが人として、そしてアスリートとして大きく成長するきっかけとなる特別な場です。

トクソフィライツからは3名が出場した今回に試合、コーチ陣も含めて全員が初めての大舞台
クラブ設立から5年目も半ばを経過して初めての快挙でした。

全員が初めての舞台で、初めて感じる緊張感とプレッシャー

いつもとは違い、いつも通りにはいられない環境

思い返せば約半年前、ジュニア強化のためのカリキュラムを作成していた時、
特にモチベーションが高い二人に話をしてみたところ、本気で全国一位を目指したいと言われたのが
今回の試合に臨むと決めたきっかけだったかと。

結果としては3人ともが目指していたものには及ばず、、、
しかし指導者目線では非常に大きな成長をした半年だったと感じています。

トクソフィライツからは、

  • 松岡よつ葉(中学生女子RC30)

  • 山田皓太朗(中学生男子RC30)

  • 伊東堅(小学生男RC18

の3人が挑みました。それぞれが全力を尽くし、結果以上に「心の成長」を見せてくれました。


🌸 松岡よつ葉 ― 中学生女子

試合に行く前から緊張を隠せず、練習中にも涙が流れる直前の日々

そんな彼女は勝負強さを存分に発揮した試合でした。

結果は 11
予選通過にはあと3人の壁がありました。
たった3人、されど3人。悔しさの反面次の試合に向けていいモチベーションになったように見えます。

👨‍🏫 コーチとして
「緊張を受け入れ、自分の矢を最後まで信じて射ち切る」ことができたのは、大きな財産だと感じています。

最終射が終わりシューティングラインから戻ってきた時、本当に感動しました。
「終わったー、緊張したよー、、、」と言いながら涙を流す姿、本気でやってきたことを側で見させてもらえた最高の瞬間です。


🔥 山田皓太朗 ― 中学生男子

モチベーションが大きく揺れ、自分自身と葛藤し続けた期間

そんな彼は自分を信じてやり抜くことを実感した試合でした。

結果は39
本人の普段のパフォーマンスが発揮できた試合とは到底言えない結果でした。
日本一になる夢はある、しかし自分には無理かもしれない。そんな不安と闘いながら自分を律して普段の練習に取り組んだのはまさにアスリートの真髄と言えるのではないでしょうか。

👨‍🏫 コーチとして
「苦しい展開から立て直す力、それは試合を楽しむこと。大会中に彼が自分と闘いながら矢を放つ姿は、まさに“メンタルの成長”そのもの。これからの競技人生に必ず活きると思います。

決勝トーナメントを見に行った日、本当は自分もこのステージで戦ってたかったと涙を流した姿は、心苦しくもありつつ本当に嬉しいと感じた瞬間でした。


💪 伊東堅 ― 小学生男子部門
肩の痛みやその他の体の不調と闘いながら、続けた練習

試合で勝つとはどういうことかを本当の意味で理解した試合でした。

結果は 順位36位
当てたい、もっと点数が欲しい、という煩悩が裏目に出てしまった結果でした。
実は本人は全国大会になぞ行けるわけがないと思っていたタイプの選手でした。そんな選手が事前に県外の試合に赴き、そして全日本の大会では圧倒的な実力差を持つライバルを目の前にし、来年は勝ちたいなー、、、とボソっと呟いた一言には心を打たれました。

👨‍🏫 コーチとして
本当に結果を出す人たちの努力の仕方を実感した試合でした。来年こそは、と自発的に発言したことは非常に大きな成長であり、これから続いていく小学生たちにも大きな影響を与えてくれるでしょう。

まだまだ課題だらけであることを自覚し、そしてそれを克服しようと試合直後から取り組み始めたその姿
トクソフィライツが大切にする「全力でやる」を一番実践してくれる素晴らしい選手です。


🌟 大会を通じた“人としての成長”

3人が全国の舞台で示してくれたのは、単なるスコアや順位以上のものです。

  • 自分を信じる勇気(松岡よつ葉)

  • 逆境から立て直す力(山田皓太朗)

  • 素直に受け入れ、自分の力にする姿勢(伊東堅)

これらは数字では測れない、かけがえのない成長でした。
会場にいた仲間や保護者、そしてコーチ陣も、その姿に胸を打たれました。


🏹 トクソフィライツのこれから

トクソフィライツは、KSLショットサイクルを基盤とした世界水準のトレーニングを提供しながら、選手たちが人としても大きく成長できるクラブを目指しています。

「勝つこと」だけでなく、「成長すること」を大切にする。
今回の3人の挑戦は、その理念を体現した瞬間でした。

これからもクラブ一同で、一人ひとりの挑戦を支え、未来の日本代表選手を育てていきます。

上部へスクロール