皆さんこんにちは!
今回のテーマは「ストレッチ」です。
ストレッチというと多くの方がイメージされるのが運動前にゆっくりと筋肉を伸ばすタイプのストレッチだと思います。しかし最近のスポーツ科学ではこのストレッチは実は怪我の可能性を上げてしまうかもしれないということがわかってきました。
ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチというの二つの種類があります。静的ストレッチというのが先ほど述べた、静かにぎゅーっと筋肉を伸ばすタイプのストレッチです。対して動的ストレッチとは、野球の前田選手が試合前に行っていたことで有名になったマエケン体操のような動きのあるストレッチです。
日本では長い間運動の前にも行われてきた静的ストレッチですが、実は運動前に行うと筋力が低下し、怪我を誘発する可能性があることが分かってきました。運動の前には動的ストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高めて関節の可動域を拡げるだけでなく、心拍数や体温を上昇させることもできるため、怪我の防止とともにパフォーマンスの向上にも繋がります。
運動後には静的ストレッチが有効で、筋肉痛の予防や疲労回復にも繋がります。
アーチェリーは同じ動きを繰り返すため、スポーツ障害を起こしやすいスポーツです。一度怪我をしてしまうと、それまでしてきた沢山の練習時間が無駄になってしまいます。
ウォームアップとクールダウン、それぞれの目的に合ったストレッチを適切に行い、怪我なく質の高い練習時間を確保しましょう。